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旧三河島汚水処分場喞筒場施設を見学しました!2022-01-21
こんにちは!中島です
インフォメーションでご紹介しきれなかった
旧三河島汚水処分場喞筒場施設をご紹介したいと思います
喞筒場と書いてポンプ場と読みます

まずは東・西阻水扉室(そすいひしつ)
下水道が二股になっているのが道路の白線で分かるようになってます
阻水扉室は流れ込む下水をここで止めるための扉が地下に設置されていて、
その扉を上げ下げするための機器が置いてあります。
鉄筋コンクリート造 外壁煉瓦タイル仕上げです

阻水扉室中央の階段を下りていきますと
次に見えますのが沈砂池(ちんさち)・濾格室(ろかくしつ)です。

阻水扉室の下を通った下水がここに流れ込みます。
下水をゆっくり流してそこに含まれる泥や砂を沈め、取り除く工程をここでします。
昔は沈んだ土砂の揚重機が設置されており、
揚重機を移動させるためのレール跡を沈砂池の両側上端に見ることができます。

沈砂池をのぞき込んでみるとこんな感じです。
入口は補強のために花崗岩で縁取られています。
出口にはゴミ取りのフィルターがついています。

濾格室の中はこんな感じ

ここでは水の上に浮かんだゴミを、これで取り除きます。
ろ格機は当時のものではなく、改良されたものになっています。
外壁は東京駅と同じ煉瓦タイルを表面に貼っているそうです。

こちらはインクライン跡です。
取り除いた泥やゴミをトロッコで引き上げていた名残です。

さて、ここからお楽しみの
下水道に潜っていきますよ~

ここからが喞筒井接続暗渠(ぽんぷせいせつぞくあんきょ)です。

底には、穴の開いた石板が敷き詰められています。
板には空気を逃す穴が4つほど開けてあります。

そしてここで分岐していた下水が合流します

阻水扉と喞筒井阻水扉室(ぽんぷせいそすいひしつ)
阻水扉は迫力と独特な雰囲気があります。

そしてここが喞筒井(ぽんぷせい)です。
ここから下水を汲み上げます。
垂直管の真下には三角錐の構造物がありますが
その形から「富士山型」と呼ばれていたようです。

暗渠はここまで
上に戻ってポンプ室を見学します

ずらっと10台のポンプが並んでいます。

ポンプは横から見ると渦巻き型になっています。
東京帝国大学(現:東京大学)教授の井口在屋が発表した
画期的な渦巻きポンプの理論に基づいて
畠山一清がポンプの実用化を推し進め、製作されたものだそうです
天井は、群馬県の富岡製糸場と同じトラス構造になっています。
ベンチュリーメーター

量水器室で計測された圧力の差から、下水の流量を表示、記録します。
100年前のものがそのまま残されているんですよ
東京石川島造船所製の天井クレーンがあります。
プレートには『六噸半』と最大揚重が書かれています。


これにて旧三河島汚水処分場喞筒場施設見学終了ー
見学の後は
荒川二丁目駅から東京さくらトラム(都電荒川線)に乗って
三ノ輪橋駅下車

『ジョニーの味噌』でラーメンを頂きました

ジョニーのえび味噌ラーメン 780円

濃厚なえびのうま味がきいていて美味しい味噌ラーメンです
近くに寄った際にはぜひ味わってみて下さいね
ページ作成日 2022-01-21
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