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金利上昇で住宅ローン返済が苦しいときの対処法|滞納前の売却・住み替え【台東区・荒川区の不動産売却ならセンチュリー21クレール不動産】

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金利上昇で住宅ローン返済が苦しいときの対処法|滞納前の売却・住み替え

金利上昇で返済が苦しくなったら、滞納前に借入先への相談と「通常売却で完済できるか」の確認を並行して進めましょう。

想定成約価格から売却諸費用を差し引いた資金と、充当できる自己資金で住宅ローンを完済できるなら、通常売却後に価格を抑えた郊外の住宅を購入する方法や、賃貸住宅へ移る方法を比較できます。毎月の住居費と、転居時に必要な資金の両方を確認することが重要です。

ただし、滞納前なら必ず通常売却ができるわけではありません。想定成約価格から売却諸費用を差し引いた資金で完済できず、不足分も用意できない場合は、抵当権を外すために金融機関等の同意が必要です。返済を止める前に、借入先への相談と不動産の査定を並行して進めましょう。

この記事のポイント

  • 毎月返済額がまだ変わっていなくても、金利上昇により利息の割合が増え、元金の減りが遅くなる場合があります。
  • 通常売却の可否は「想定成約価格-売却諸費用+充当できる自己資金」と「決済日の完済見込額」で判断します。
  • 返済負担が重いときの住み替えは、原則として売却額を先に確定しやすい「売り先行」が資金計画を立てやすい方法です。
  • 郊外の割安な住宅を買う場合も、購入価格だけでなく、新しいローン、車、通勤、修繕、税金を含む総住居費で比較します。
  • 通常売却で現在のローンを完済して賃貸へ移ると、新たな住宅購入の借入れを避けられます。家計改善につながるかは、家賃や初期費用を含めて比較します。

金利上昇で住宅ローン返済に何が起きるか

金利上昇の影響は、住宅ローンの金利タイプと返済方式、契約内容によって異なります。変動金利・元利均等返済で返済額を据え置く商品では、適用金利が上がると返済額のうち利息に充てる割合が増え、元金の減りが遅くなる場合があります。

日本銀行は2026年9月18日の金融政策決定会合で、無担保コールレート(オーバーナイト物)の誘導目標を1.25%程度とし、9月24日から適用しました(2026年10月11日確認)。政策金利と各住宅ローンの適用金利は異なり、変更時期や幅は借入先と商品によって変わります。ご自身の返済予定表、金利変更の通知、会員ページ等で確認してください。

金利タイプ別の主な影響と確認事項
金利タイプ 金利上昇時の主な影響 今すぐ確認すること
変動金利型 適用金利や返済額が将来変わる可能性があります。返済額が据え置かれても、利息割合が増える場合があります。 次回の金利見直し日、返済額見直し日、5年・125%ルールの有無、優遇金利の条件
固定期間選択型 固定期間中は返済額が安定しますが、期間終了後の選択金利によって返済額が増える場合があります。 固定期間の終了日、終了後の基準金利・優遇条件、金利タイプ変更手数料
全期間固定型 借入中の適用金利は原則固定ですが、収入減少や管理費・修繕費、物価上昇で家計が苦しくなることがあります。 住宅費全体、収入見込み、ボーナス返済、繰上返済後の手元資金
5年・125%ルールがあっても、金利上昇の影響は残ります

これらのルールを採用する変動金利・元利均等返済の商品では、返済額を原則5年ごとに見直し、見直し後の返済額を直前の125%以内に抑えます。金利そのものや総返済額に上限を設ける仕組みではなく、すべての金融機関・商品に共通する制度でもありません。

例えば、三菱UFJ銀行の借入中の住宅ローンに関する案内では、元金均等返済に5年・125%ルールはありません。返済額を据え置いている間に適用金利が上がると元金返済が遅くなり、急上昇時には未払利息が生じる場合もあるため、ご自身の契約での扱いを借入先へ確認してください。

滞納前に確認する5つの項目

滞納前に確認したいのは、適用金利と将来の返済額、決済日の完済見込額、成約見込みと売却諸費用、家計収支と手元資金、売却後の住居費と初期費用の5項目です。ローン・売却・家計・転居先の数字をそろえると、住み続ける場合と売却する場合を比較しやすくなります。

  1. 現在の適用金利と将来の返済額
    借入先へ、金利と返済額の見直し時期、今後の返済予定、返済条件変更の可否を確認します。
  2. 決済予定日時点の完済見込額
    現在残高だけでなく、決済日までの利息、繰上返済手数料等を含む見込額と内訳を借入先に確認します。完済見込額に含めた手数料を、売却諸費用へ重ねて計上しないようにします。
  3. 現実的な成約見込み額と売却諸費用
    高い査定額だけでなく、類似成約、想定販売期間、価格見直し条件、仲介手数料や登記費用等を確認します。
  4. 今後の家計収支と手元資金
    返済額だけでなく、管理費、修繕積立金、固定資産税、駐車場、修繕費を含め、何か月なら赤字を吸収できるかを確認します。
  5. 売却後の住居費と初期費用
    郊外の住宅購入と賃貸の両方について、引越し費用、購入・賃貸の初期費用、毎月の総住居費を比較します。

早めの相談を検討したいサイン

早めに相談したい家計・返済の状態
家計・返済の状態 必要な対応
返済はできるが、金利変更後の返済額が分からない 借入先のシミュレーションを確認し、金利上昇時の家計を試算します。
毎月赤字で、貯蓄を取り崩して住宅費を払っている 条件変更だけで継続できるか、通常売却で完済できるかを同時に確認します。
ボーナス返済の原資がなく、カードローン等で補うことを考えている 新たな借入れの前に、住宅ローンの借入先と家計・債務の相談窓口へ相談します。
すでに返済日を過ぎた、督促や催告の連絡がある 通知を放置せず、借入先へ直ちに連絡し、通常売却・任意売却の可否と期限を確認します。

通常売却と任意売却の境界

住宅ローン返済中の家でも、決済時に完済資金を確保し、抵当権を抹消できれば通常売却を進められます。完済資金を確保できず抵当権を抹消できない場合は、売却条件について債権者の同意を得る任意売却を検討するため、滞納の有無だけでは判断できません。

通常売却の完済資金の判定 想定成約価格 - 売却諸費用 + 充当できる自己資金 ≧ 決済日の完済見込額

完済見込額は、残元金・決済日までの利息・借入先が含める手数料等の内訳を確認します。そこに含めた費用は、売却諸費用から除いて二重計上を防ぎます。自己資金は、納税・転居・当面の生活費を別に確保したうえで充当できる額です。

住宅ローンの完済資金と、売却後の納税資金・引越し費用・次の住居の初期費用・生活予備費は分けて確認します。譲渡所得税等の有無や特例の適用は、国税庁「土地や建物を売ったとき」を参照し、税理士または税務署へご確認ください。査定価格・売出価格・成約価格は同じではありません。

単純化した2つの計算例

通常売却の完済資金を判断する2つの仮定例
項目 例A:通常売却できる可能性 例B:不足額の対応が必要
想定成約価格 5,000万円 4,500万円
売却諸費用 200万円 180万円
完済見込額 4,400万円 4,600万円
完済後の残額/自己資金を入れる前の不足額 400万円の残額 280万円の不足
主な判断 通常売却後の手元資金と住み替え費用を精査します。 自己資金等で不足を補えるか確認し、難しければ借入先へ相談します。

※例Aは5,000-200-4,400=400万円、例Bは4,500-180-4,600=-280万円です。売却諸費用と完済見込額に同じ費用を重ねず、自己資金を入れる前の判定としています。例Aの400万円は、納税・引越し・次の住居の初期費用等を差し引く前の残額です。金額は仕組みを示す仮定であり、台東区・荒川区の相場や個別物件の査定額ではありません。

オーバーローン(売却価格が住宅ローン残高を下回る状態)でも、不足額と売却諸費用を自己資金で補い、完済できれば通常売却を進められる場合があります。完済資金を確保できず返済継続も難しい場合は、借入先・保証会社等と任意売却の条件を相談します。抵当権抹消の同意を確認する前に売買契約を進めないことが重要です(住宅金融支援機構の任意売却の案内)。詳しい資金の判定方法は、住宅ローンが残っている家の売却とオーバーローンの対処法をご確認ください。

滞納前に「通常売却で完済できるか」を確認しませんか

センチュリー21 クレール不動産では、台東区・荒川区の物件について、住宅ローン残高と売却見込みから住み替えの前提を整理します。売却を決めていない段階でもご相談いただけます。

営業時間 10:00~19:00/定休日 毎週水曜日
営業時間外・定休日はフォームをご利用ください。

返済が苦しいときの選択肢を比較

住宅ローンの負担を下げる方法は、売却だけではありません。返済条件の変更、通常売却後の購入、通常売却後の賃貸、任意売却を、今後の収入と完済可否に合わせて比較します。

返済が苦しいときの4つの選択肢
選択肢 検討しやすい状況 主なメリット 主な注意点
返済条件を変更して住み続ける 負担増が一時的で、条件変更後は継続返済の見込みがある 引越しや売却を避けられる可能性がある 審査があり、返済期間延長で総返済額が増える場合があります。
通常売却後に郊外の住宅を購入する 通常売却で完済でき、安定収入があり、新しいローンを小さくできる 所有を続けながら毎月の住宅費を下げられる可能性がある 購入諸費用、通勤、車、修繕、災害リスク、新規融資審査を含めて判断します。
通常売却後に賃貸へ移る 新たな借入れを避けたい、収入や勤務地の見通しが不確実 新たな住宅購入の借入れを避け、所有者としての大規模修繕費負担を減らせる可能性がある 家賃、更新料、初期費用、将来の入居審査や住み続けられる条件を確認します。
任意売却 完済資金を確保できず、返済継続も難しく、債権者の同意を得られる 通常の市場に近い形で買主を探せる場合がある 債権者の同意が必要で、売却後も返しきれない債務は原則として残ります。成立は保証されません。

借入先への相談は売却査定と並行する

返済期間の延長、毎月返済額やボーナス返済の見直しなど、利用できる対応は借入先と契約によって異なります。条件変更後に継続できるのか、変更しても赤字が続くのかを確認してください。条件変更や借り換えには審査があり、費用の有無・金額も手続きや商品によって変わります。

借り換えは適用金利を下げられる場合がありますが、事務手数料や登記費用等がかかり、残りの返済期間や残高によっては負担軽減効果が限定的です。繰上返済も利息軽減につながる一方、生活費や引越し費用などの予備資金を減らしすぎると、かえって返済継続が難しくなるおそれがあります。

住宅金融支援機構「月々の返済でお困りになったとき」では、同機構の融資について返済方法の変更メニューを案内し、具体的な手続きは返済中の金融機関へ連絡するよう求めています。利用には審査があり、変更内容によって総返済額が増える場合もあります。返済が難しくなる見込みを感じた時点で、滞納を待たずに借入先へ相談してください。

郊外の割安な住宅へ住み替える判断基準

台東区・荒川区の自宅を通常売却で完済でき、次の住宅の購入諸費用や予備資金も確保できる場合は、郊外を含めて購入価格を抑えられる物件を比較できます。地域名だけで割安と判断せず、新しいローン、税金、修繕、車、通勤費を含む月額負担が継続可能かを確認します。

購入後の月額負担の比較 新しいローン返済 + 税金等の月割り + 管理・修繕費 + 駐車場・車の維持費 + 通勤費

年払いの固定資産税・保険料等は12か月で割り、戸建ての修繕費は将来の工事に備える積立額として見込みます。マンションの修繕積立金は管理・修繕費に含め、同じ費用を重ねません。現在と新居で同じ項目を比較し、通勤時間は金額とは別に確認します。

購入諸費用、引越し費用、必要な車の購入費などの一時金は別枠で用意します。車をローンで購入する場合は、その返済額も月額負担に加えます。

購入前に比較したい6項目

  • 新しい借入額:売却後の手元資金をすべて頭金にせず、購入諸費用、引越し、税金、予備費を残せるか確認します。
  • 金利上昇への耐性:変動金利を選ぶ場合は、適用金利が上がったケースでも継続できる返済額かを金融機関の試算で確認します。
  • 移動費:鉄道運賃、車の購入・維持費、高速料金、通勤時間を住居費と合わせて比較します。
  • 建物費用:築年数、耐震性、屋根・外壁・給湯器等の修繕時期、マンションなら管理状態と修繕積立金を確認します。
  • 災害・生活条件:ハザード情報、医療、買物、学校、将来の運転可否など、長く住む条件を確認します。
  • 再売却のしやすさ:価格が安い理由を確認し、将来売る必要が生じた場合の需要、接道、権利関係、管理状態を調べます。
返済が苦しい状況では、買い先行より売り先行を基本に検討します。

新居を先に買うと、旧居が想定価格・想定時期で売れない場合に二重の住宅費が生じます。売却価格を確定してから購入予算を決めるか、いったん賃貸へ移って購入を急がない方法も比較してください。売却と購入を同時に進める場合は、融資条件、売買契約の特約、決済日、仮住まいの要否を事前に調整します。

売り先行・買い先行のスケジュールやローン残債の扱いは、住み替えの流れと売り先行・買い先行の選び方で詳しく解説しています。

購入が難しい場合は賃貸住宅も選択肢

収入の見通しが不安定、新しい住宅ローンを十分に小さくできない、希望地域を決め切れない場合は、通常売却後に賃貸へ移る方法も比較できます。家賃・共益費等の月額負担が家計に収まり、初期費用と生活予備費を確保できることが前提です。

賃貸住宅が合理的になりやすいケース

  • 通常売却で完済はできるが、購入諸費用や十分な予備資金が残らない
  • 転職、定年、家族構成の変化などで今後の収入・必要な広さが定まっていない
  • 新しい住宅ローンの審査や返済額に不安がある
  • 売却期限を優先し、条件の合わない購入を避けたい
  • 修繕や固定資産税など、所有に伴う変動費をいったん減らしたい

家賃だけでなく賃貸の総額を比べる

賃貸の月額負担と転居時の資金を分ける 月額負担 = 家賃 + 共益費 + 駐車場代 + 更新時等の費用の月割り

更新料・保証会社の更新料・保険料等は、契約に応じて支払間隔の月数で割り、毎月の積立額として見込みます。車の維持費や通勤費なども、購入する場合と同じ条件で比較します。

転居時に必要な資金 = 賃貸の初期費用 + 引越し費用 + 必要な仮住まい費用

初期費用は月額負担に混ぜず、入居前に支払えるかを確認します。敷金は支払い時に資金が必要な預け金で、退去時の返還・精算条件を確認します。前払家賃は対応する月の家賃と、保険料等は月割りの積立額と重ねて数えません。

賃貸の初期費用には、敷金・礼金・仲介手数料・保証料・保険料等があり、項目や金額は契約によって異なります。更新条件、ペット可否、入居審査、退去時の負担も確認してください。売却物件の引渡し日と新居の入居日がずれる場合は、仮住まいの費用と期間も見込みます。

今の自宅を賃貸に出す場合は、借入先へ事前確認が必要です

自己居住を前提とする住宅ローンでは、第三者への賃貸が契約条件に抵触し、全額返済を求められる場合があります。例えば三井住友銀行の住宅ローン手続きの案内も、第三者に賃貸する場合等について事前相談を求めています。転勤などの事情で扱いが異なるため、無断で賃貸せず、転用の可否や必要な手続きをご自身の借入先へ確認してください。

家賃収入があっても、空室、原状回復、管理費、修繕、税金等を見込む必要があります。受け取る家賃だけで返済を続けられると判断せず、費用と収入がない期間を含めた収支を確認します。

滞納前に通常売却を進める7ステップ

滞納前の通常売却は、契約確認、借入先への相談、査定、成約見込みと資金の試算、購入・賃貸の比較、販売・転居条件の調整、決済での完済・登記の7ステップで進めます。売却契約前に完済資金と手続きの期限を確認し、販売中の返済と転居までを一つの資金計画で管理してください。

  1. ローン契約と返済予定を確認する
    金利タイプ、適用金利、残高、返済額見直し、ボーナス返済、連帯債務者・連帯保証人を確認します。不動産の所有者・共有者と、ローンの契約上の立場は分けて確認してください。
  2. 滞納前に借入先へ相談する
    条件変更の選択肢と、全額繰上返済の申込期限、完済額の内訳、抵当権抹消書類の受け渡し方法を確認します。
  3. 不動産会社へ査定を依頼する
    机上査定で概算を把握し、売却を具体化する段階で訪問査定により建物状態や個別条件を確認します。
  4. 成約見込みと手取りを計算する
    想定成約価格から売却諸費用と完済見込額を差し引き、不足額または完済後の残額を確認します。売却後の納税、転居、生活予備費は別枠で計算し、支払時期ごとの資金繰りも確認します。
  5. 郊外購入と賃貸の予算を並行して作る
    購入する場合と賃貸へ移る場合の初期費用・月額費用を同じ条件で比較します。
  6. 売り先行で販売と転居条件を調整する
    売出価格、価格見直し、引渡し日、仮住まい、残置物処分等を販売計画に反映します。
  7. 決済日に完済と抵当権抹消を行う
    受領する売買代金と必要な自己資金で完済し、借入先から抹消書類を受け取り、司法書士と登記申請を進めます。先に受け取った手付金と決済日の残代金を重ねて数えないようにします。

全額繰上返済の申込みや抹消書類の準備には日数がかかります。三井住友銀行の売却時の手続き案内などを参考に、ご自身の借入先へ期限・必要書類を確認し、不動産会社・司法書士と決済日を調整してください。

査定は高い金額を選ぶのではなく、採用した成約事例、想定する買主、成約までの期間、売却諸費用、手取り見込みを比較します。販売途中で返済が行き詰まらないよう、返済可能な期間から逆算して価格見直しの基準も決めておきます。

台東区・荒川区で早期に査定する意味

台東区・荒川区の自宅を早めに査定すると、現実的な成約見込みと売却諸費用を把握し、完済に必要な自己資金や住み替え予算を確認できます。家計の余力があるうちに相談すれば、通常売却、郊外の購入、賃貸への移行を比較する時間を確保しやすくなります。

東京都「令和8年地価公示価格(東京都分)の概要」では、2026年1月1日時点の区部の住宅地・商業地の対前年平均変動率はともにプラスです。ただし、地価公示は標準地の土地価格であり、所有するマンション・戸建ての成約価格や将来の値上がりを示すものではありません。マンションは同一棟等の成約、戸建て・土地は接道、私道、再建築条件、建物状態などを個別に確認します。

地域相場を参考にしつつ、個別物件の成約見込みと完済資金を確認することが必要です。相場の上昇だけを期待して家計赤字を放置すると、売却時期や価格条件の選択肢が狭まる可能性があります。

金利上昇時に避けたい5つの判断

避けたいのは、任意売却のための意図的な滞納、返済見込みのない追加借入れ、査定額と成約価格の混同、旧居の売却前の新居契約、安い物件だけでの家計改善判断の5つです。完済資金と住み替え後の負担を確認し、借入先と必要な専門家へ相談してから判断してください。

  1. 任意売却をするために意図的に滞納する:任意売却は債権者の同意が前提で、意図的な滞納は不要です。延滞等は信用情報や契約関係へ影響する可能性があります。
  2. 住宅ローン返済をカードローン等で補う:返済見込みが立たないまま高い負担の借入れを増やすと、家計再建が難しくなるおそれがあります。
  3. 高い査定額を成約価格として扱う:査定価格は売却見込みであり、売出価格・成約価格とは異なります。完済判定は現実的な成約見込みで行います。
  4. 今の家が売れる前に新居を契約する:売却時期や価格がずれると二重の住宅費が生じます。購入契約の条件と資金繰りを確認します。
  5. 安い物件なら家計が改善すると決めつける:修繕、車、通勤、管理状態、再売却のしやすさまで含めて比較します。

全国銀行個人信用情報センターの案内では、ローン等の返済状況に延滞・代位弁済等の履歴も含まれます。任意売却の検討を理由に返済を止めず、返済が難しい場合は借入先へ早めに状況を伝えてください。

すでに完済が難しく、返済継続の見込みも立たない場合は、任意売却の仕組み・相談時期・売却後の残債をご確認ください。任意売却後も返しきれない債務は原則として残るため、返済方法や債務整理については債権者や弁護士等への確認が必要です。

金利上昇と住宅ローン売却のよくある質問

滞納前の売却でも、売却諸費用と完済見込額、自己資金の確認が必要です。返済額の据置きや自宅の賃貸転用についても、ご自身のローン契約に沿って判断します。

返済を滞納する前でも自宅を売却できますか?

はい。住宅ローン返済中でも、決済時に売却代金と自己資金等で完済し、抵当権を抹消できれば通常売却が可能です。まず借入先から完済見込額を取り寄せ、不動産会社の成約見込みと売却諸費用を比較します。

返済額がまだ上がっていなければ急いで確認しなくてもよいですか?

返済額を据え置く元利均等返済の商品では、適用金利が上がると利息割合が増え、元金の減りが遅くなる場合があります。借入先に適用金利、返済額見直し日、5年・125%ルールの有無、将来の返済予定を確認してください。

郊外の住宅購入と賃貸はどちらがよいですか?

安定収入があり、新しい借入額を十分に小さくして、税金・修繕・車・通勤費や金利上昇後の返済まで負担できるなら、郊外を含めて購入を検討できます。購入諸費用や予備資金が不足する場合、収入や勤務地が不確実な場合は、賃貸の初期費用と月額負担も比較してください。賃貸に移れば必ず家計が改善するわけではありません。

査定価格が住宅ローン残高を上回れば通常売却できますか?

査定価格だけでは判断できません。想定成約価格から仲介手数料や登記費用等を差し引き、充当できる自己資金と合わせて決済日の完済見込額を賄えるかを確認します。完済見込額に含まれる手数料等は売却諸費用へ重ねず、売却後の税金・引越し・次の住居の初期費用・生活予備費は別に確保します。

住宅ローン返済中の家を賃貸に出せますか?

自己居住を前提とする住宅ローンでは、第三者への賃貸が契約条件に抵触し、完済や所定の手続きが必要になる場合があります。転勤等の事情や契約によって扱いが異なるため、無断で賃貸せず、事前に借入先へ確認してください。空室・修繕・管理・税金を含む収支計算も必要です。

売却代金で住宅ローンを完済できない場合は必ず任意売却ですか?

必ずしもそうではありません。不足額を自己資金等で補って完済できる場合は通常売却が可能です。不足を補えず、返済継続も難しい場合に、金融機関・保証会社等の同意を得て任意売却を検討します。意図的に滞納せず、借入先へ早めに相談してください。

まとめ|滞納前なら住み替えの選択肢を比較しやすい

金利上昇で住宅ローン返済が苦しくなったら、滞納前に、将来の返済額、決済日の完済見込額、現実的な成約見込み、売却諸費用、充当できる自己資金を確認します。通常売却で完済でき、納税・転居・生活予備費を確保できるなら、郊外を含めた住宅購入と賃貸への移行を比較できます。

購入する場合は、新しいローン、税金、修繕、車、通勤費を含めて継続可能な負担になることが条件です。賃貸へ移る場合も、初期費用を用意できるかと毎月の収支を分けて確認し、住み替え後に生活費が不足しない計画を立てます。

売却代金等で完済できず、返済継続も難しい場合は、任意売却を含めて借入先へ相談します。通常売却・任意売却のどちらも時間が必要なため、家計が限界になる前に、金融機関と不動産会社へ状況を共有することが大切です。

住宅ローン残高と売却後の手取りから、次の住まいを考えます

台東区・荒川区の売却相場、住宅ローン残高、住み替え期限を確認し、通常売却で完済できるかを整理します。郊外への購入と賃貸のどちらが家計に合うか、売却前の段階からご相談ください。

営業時間 10:00~19:00/定休日 毎週水曜日
営業時間外・定休日はフォームをご利用ください。

この記事を書いた人

センチュリー21 クレール不動産の宅地建物取引士 山本 繁春

山本 繁春(宅地建物取引士・日商簿記2級)
センチュリー21 クレール不動産

東京都台東区根岸を拠点に、台東区・荒川区の不動産売却、住宅ローン残債がある物件、住み替えに関する情報を分かりやすくお伝えします。

山本 繁春の資格・プロフィールを見る

公開日:
最終更新日:
情報・外部リンク確認日:2026年10月11日

※金利・制度・市場情報は確認時点のもので、変更される場合があります。本記事は一般的な情報を提供するもので、個別の融資、売却、税務、法律上の判断を保証するものではありません。査定価格は将来の成約価格や売却を保証するものではありません。

※住宅ローンの金利、返済条件、完済、抵当権抹消に必要な書類、任意売却は借入先・債権者へ、税務は税理士または税務署へ、法律・債務整理は弁護士等へ、登記は司法書士または法務局へご確認ください。

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