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離婚時の持ち家は売る?住む?住宅ローン残債と財産分与の決め方

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  • 離婚時の持ち家は売る?住む?住宅ローン残債と財産分与の決め方2025-12-12

    離婚で家はどうする?住宅ローンの残債や財産分与で揉めないための知識をまとめました。ペアローンやオーバーローンの対処法など、円満に解決するためのコラム集です。

    離婚で「家をどうするか」を決める前に、まず“整理すべき順番”があります。

    離婚が視野に入ると、持ち家について「売るべきか、住み続けるべきか」「住宅ローンが残っていて売却できるのか」で悩みやすくなります。 判断の軸は、①名義(単独/共有) ②住宅ローン契約(主債務・連帯保証/連帯債務) ③査定額と残債の差の3つです。 ここでは、台東区・荒川区でご相談の多いケースを想定しつつ、誤解が出やすい点を避けながら、実務の流れを分かりやすく整理します。

    離婚時の持ち家整理(売却・住み続ける・買取)の判断軸を示すイメージ図
    この記事のポイント(要点まとめ)
    • 最初に揃える3点:査定額(売れる見込み)/住宅ローン残債(残高証明)/登記名義・持分
    • 売却で整理:「離婚前/離婚後」どちらが進めやすいかは、共有・連絡負担・押印の揃いやすさで変わります
    • 住み続ける場合:居住者・所有者・ローン責任者がズレると、将来トラブルになりやすい(ケースにより対策は異なります)
    • オーバーローン:通常売却の前提(完済・抵当権抹消)を満たせるかを先に確認し、出口を設計します
    注意:
    本記事は一般的な整理のための内容です。法的・税務的な結論は個別事情で変わるため、必要に応じて弁護士・税理士・金融機関等へ確認してください。

    離婚時の持ち家は「財産分与」の対象になり得る(まず前提)

    財産分与の考え方をイメージした天秤のイラスト

    「名義=すべて」ではないことがある

    一般的に、婚姻期間中に夫婦が協力して形成した財産は、離婚時に「財産分与」として整理されることがあります。 現金・預貯金だけでなく、持ち家(不動産)も対象になり得ます

    実務で誤解が多いのは、「登記名義が夫(または妻)だから、相手は一切関係ない」と早合点してしまう点です。 単独名義でも、婚姻後に購入し返済や家計の負担が共同だった等、事情により分与の対象として整理されることがあります(判断はケースにより異なります)。

    ポイント:
    不動産は現金のように均等に割れません。早い段階で「売却して現金化するか」「どちらかが取得して代償金で調整するか」など、出口の方向性を仮置きすると話し合いが進みやすくなります。

    最初に確認する3点:名義・ローン契約・査定額と残債

    住宅ローン残高と不動産査定額を照らし合わせて確認するイメージ図

    離婚に伴う持ち家の整理は、感情の問題と手続きの問題が混ざりやすいテーマです。 まず「数字と契約関係」を揃えるだけで、選択肢が見えやすくなります。

    1. 登記名義・持分:単独か共有か/持分割合/抵当権の有無
    2. 住宅ローン契約:主債務者・連帯債務者・連帯保証人が誰か
    3. 査定額と残債:査定(売れる見込み)とローン残高(残高証明)
    進め方の目安:
    机上査定で概算 → 必要に応じて訪問査定で精度を上げる(同時に残高証明で完済可否を確認)という順が、一般的には整理しやすいです。

    登記事項証明書(登記簿)で「名義・持分・抵当権」を確認する

    名義・持分・抵当権の有無は、まず登記事項証明書で確認します。 オンライン請求や窓口受取の方法は法務局が案内しています。

    注意:
    所有権の移転(名義変更)や抵当権が付いたままの処理は、金融機関との契約条件・承諾の要否などで手続が変わります。 自己判断で進めず、事前に金融機関・専門家へ確認するのが安全です。

    売却で整理する:離婚前/後の考え方と手順

    離婚前に売るか離婚後に売るかを検討しているイメージ図

    離婚前に進めるメリット(連絡・押印が揃いやすいことがある)

    • 手続きが進みやすい:内覧対応、意思確認、署名押印が揃いやすい傾向
    • 金銭関係を整理しやすい:売却代金で完済・精算まで見通しを作りやすい
    • 新生活の資金計画が立てやすい:引越しや住み替えの段取りがしやすい

    離婚後に進める場合の注意点(共有は止まりやすい)

    • 共有名義は同意・署名押印が必要:協力が得られないと停滞しやすい
    • 価格合意が難航しやすい:「高く売りたい」「早く終えたい」の優先順位が衝突しやすい
    結論の目安:
    可能であれば、離婚前に「売却方針」「価格帯(根拠)」「スケジュール」を仮でも合意しておくと、離婚後の連絡負担が減りやすくなります(ただし安全面・事情により優先順位は変わります)。

    売却の大まかな流れ(実務)

    1. 査定 → 媒介契約 → 販売活動(内覧・条件調整)
    2. 売買契約(手付金・条件整理)
    3. 決済・引渡し(ローン完済・抵当権抹消の段取り)
    4. 売却代金から諸費用を精算 → 残額(または不足)を整理
    まずは無料査定で「今の価値」を確認する
    ※査定の依頼=売却の決定ではありません。状況整理の材料としてご利用ください。

    住み続ける:起きやすいリスク(名義・連帯保証等)

    離婚後に住み続ける場合の住宅ローンや名義のリスクを示すイメージ図

    「子どもの学校を変えたくない」「すぐに引越しが難しい」などの理由で、売らずに住み続ける選択をすることもあります。 その場合は、居住者/所有権の名義人/住宅ローン名義人が一致しているかどうかが、将来のトラブルに直結しやすいです。

    ペアローンは離婚時にどうなる?(売却で詰まりやすい点)

    ペアローンは、同一の不動産に対して夫婦それぞれが別々の住宅ローン(ローンが2本)を組む方式です。離婚しても、契約上の返済義務が自動で消えたり、一本化されたりはしません。売却で整理する場合は、基本的に2本のローンをそれぞれ完済し、抵当権を抹消して引き渡す段取りになるため、「残債確認・完済手続・抹消費用」が2本分になりやすい点が実務の注意点です(契約・金融機関の取扱いにより異なります)。

    進め方のコツは、①夫婦それぞれの残高証明(または返済予定表)を取り寄せ、②査定額と諸費用を踏まえて「完済できるか/不足が出るか」を先に確定し、③不足が出る場合は「誰がいくら負担するか」を売出し前に合意しておくことです。売買契約や決済当日は、名義・書類・本人確認などで双方の協力が必要になる場面もあるため、連絡負担を減らすには窓口(担当者)を一本化し、押印・必要書類の段取りを前倒しするのが有効です。

    なお、オーバーローン(売却代金だけでは完済できない)になりそうな場合は、「不足金を誰がいくら負担するか」を早めに決めておくことが実務上の分岐点です。決め方の代表例としては、①登記上の持分割合に応じて按分する、②これまでの頭金・繰上返済・毎月返済などの実際の負担割合をベースに調整する、③収入差や養育費等の事情も踏まえ合意で調整する、などがあります(結論は個別事情で変わるため、必要に応じて弁護士等へ確認してください)。不足金の拠出タイミング(売買契約時/決済時)や、精算方法(売却費用も含めるか)まで書面化しておくと、売出し後の停滞を防ぎやすくなります。

    • まずは数字:「査定額-(2本の残債+諸費用)」で、残る/足りないを見える化
    • 決済の要点:各ローンの完済手続・抵当権抹消(費用含む)を同日に揃える設計
    • 揉めやすい所:不足金の負担・売出し価格・決済当日の段取り(本人対応の要否など)
    ポイント:
    ペアローンの売却は「ローンが2本=手続も2本」になりがちです。査定と残債を揃え、金融機関に「売却時の必要書類・当日の流れ」を確認してから売出し計画を立てると、途中で止まりにくくなります。
    注意:
    離婚しても、連帯保証・連帯債務などの責任が自動で消えるわけではありません。まずは契約形態を確認し、金融機関の条件を踏まえて整理方針を決めるのが安全です。

    オーバーローン時の選択肢と注意点

    判断を分けるのが、査定額(売却見込み)住宅ローン残債の差です。 住宅ローン残債の読み方や確認の仕方は、社内記事も参考になります。 住宅ローン残債の確認方法(社内記事)

    アンダーローン(査定額 > 残債)

    売却代金で完済でき、諸費用を差し引いても残金が見込める状態です。 実務は「売却 → 完済 → 精算 → 残金の整理」の順で考えると整理しやすいです。

    オーバーローン(査定額 < 残債)

    通常売却では、完済と抵当権抹消が前提になることが多いため、出口を先に設計します(状況により選択肢は異なります)。

    選択肢 概要 注意点
    不足分を自己資金で補う 不足金を用意し完済して通常売却を目指す 誰がいくら負担するかの合意が重要(分担方法はケースにより異なります)
    金融機関と条件調整を検討 返済条件の見直し等で整理の道筋を作る 審査・条件次第のため、並行検討が安全
    任意売却を検討 金融機関の合意を得て売却する手続き 信用情報等への影響や条件は個別。事前説明・同意形成が重要

    よくあるトラブルと防ぎ方(実務チェック)

    不動産売却で起こりやすいトラブルと対策を示すイメージ図

    共有名義で、売却に同意が得られず止まる

    • 防ぎ方:査定書・相場など根拠をそろえ、期限(いつまでに決めるか)を先に合意しておく
    • 実務の工夫:連絡を最小化するため、窓口(担当者)を一本化して進める

    売出し価格でもめる(高く vs 早く)

    • 防ぎ方:「期間優先か、価格優先か」を先に合意し、値下げルール(何週でいくら等)を設計する
    • 補足:感情が強い局面ほど、数値根拠(査定・成約事例)で合意形成を行う方が誤解が減りやすい
    注意:
    手続が長引くと、住み替え・家計・ローン返済などの負担が増えることがあります。安全面や事情を優先しつつ、無理のない期限設定を行うのがおすすめです。

    相談時にあると整理が早い資料

    • 登記事項証明書(登記簿)または名義・持分が分かる資料
    • 住宅ローンの返済予定表、残高証明(ネット画面でも可)
    • 購入時の売買契約書(残っていれば)
    • 固定資産税の納税通知書(目安把握に役立つ)

    よくある質問(FAQ)

    Q. 査定を依頼したら、必ず売らなければなりませんか?

    A. いいえ、必ず売る必要はありません。まずは「現在の売却見込み(査定額)」と「住宅ローン残債」を把握し、売却・住み続ける・買取などの選択肢を比較する材料としてご利用ください。

    Q. 住宅ローンの名義変更(債務者変更)は簡単にできますか?

    A. 一般的に簡単ではありません。金融機関の再審査が必要になり、収入や返済負担率などの条件次第で認められないケースもあります。現実的には、借り換えや売却を含めた整理方法を検討することが多いです。

    Q. オーバーローンでも売却できますか?

    A. 売却自体は検討できますが、通常売却ではローン完済と抵当権抹消が必要になるため、自己資金で不足分を補う・金融機関と調整する・任意売却を検討するなど、状況に応じた手続きが必要です。

    Q. 相手と連絡を取りたくありません。間に入ってもらえますか?

    A. はい、可能です。お客様同士が直接やり取りする負担を減らせるよう、窓口として連絡調整を行います。プライバシーに配慮して進めますのでご相談ください。

    Q. ペアローンで家を売却するときの注意点は?

    A. ペアローンはローン契約が2本になるため、売却時は原則としてそれぞれのローン完済抵当権抹消の段取りが必要になりやすい点が注意点です。まずは夫婦それぞれの残高(残高証明など)と査定額を照らし合わせ、オーバーローンになりそうな場合は不足金の負担方法(持分割合・実際の負担割合など)を事前に合意しておくと手続きが止まりにくくなります。具体的な必要書類や当日の流れは金融機関で異なるため、早めに確認するのが安全です。

    まとめ:まずは査定で判断材料を揃える(CTA)

    離婚に伴う持ち家の整理は、状況が複雑なほど「名義・ローン契約・査定額と残債」を揃えることが近道です。 迷ったまま時間が過ぎると、連絡負担や選択肢の制約が増えることがあります。 まずは現状の整理から、一緒に進めていきましょう。

    お問い合わせ・ご相談はこちら(無料査定)
    ※状況のヒアリング → 机上査定/訪問査定 → 整理の方向性の確認、という流れでご案内します。
    ※安全面・個別事情によっては、弁護士等の専門家のご案内を含めて対応します。
    著者情報

    山本 繁春(宅地建物取引士)/センチュリー21 クレール不動産 ・プロフィール: プロフィールはこちら

    • 離婚に伴う不動産の売却・買取・夫婦間売買のご相談に対応(ケースにより進め方は異なります)
    • 共有名義・住宅ローン(連帯保証/連帯債務)を含む整理の段取りづくりをサポート
    • 必要に応じて、弁護士・税理士など専門家のご紹介も可能です

    コラム作成日:2026年1月25日

    ※作成時点の法令・制度・運用等に基づき一般的な情報を整理しています。個別事情により結論が変わるため、最終判断は専門家・金融機関等へご確認ください。


    ページ作成日 2025-12-12

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