専業主婦が離婚後も自宅に住み続ける方法|リースバックと再購入の注意点【台東区・荒川区の不動産売却ならセンチュリー21クレール不動産】
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専業主婦が離婚後も自宅に住み続ける方法|リースバックと再購入の注意点記事更新日:2026-08-27
離婚で家はどうする?住宅ローンの残債や財産分与で揉めないための知識をまとめました。ペアローンやオーバーローンの対処法など、円満に解決するためのコラム集です。
専業主婦の方が離婚後も自宅に住み続けたい場合、住宅ローンの名義だけを簡単に変えられるわけではなく、それだけで解決する問題でもありません。不動産の所有者、ローンの債務者・保証関係、売却価格の見込み、離婚後の住居費を整理し、買い取り・通常売却・リースバックなどを比較する必要があります。
この記事のポイント(要点まとめ)
結論からいうと、収入実績が少ない時期は、無理に住宅ローンを自分名義へ切り替えようとする前に、「売却した場合の手取り」と「住み続ける場合の総費用」を確認することが重要です。
- 離婚協議書で返済者を決めても、金融機関とのローン契約は自動では変わりません。
- 専業主婦や就職直後の方がローンを自分名義にするには、金融機関の審査と承諾が必要です。
- リースバックでは、売却価格だけでなく、賃料、契約期間、更新・再契約、修繕負担、買戻し条件を比較します。
- リースバック後の再購入は保証されません。再購入価格と申出期限を含め、契約書などで確認することが重要です。
法律・税務・登記・融資の結論は、個別の事情により異なります。不動産価格と売却条件は不動産会社、ローンは金融機関、財産分与は弁護士、税金は税理士または所轄税務署、登記は司法書士へ確認してください。
子どもの生活環境を保つことと、無理なく住居費を払い続けられることを分けずに検討します。 1. 離婚後の自宅は「所有・ローン・居住」を分けて確認する
離婚後に誰が住むかを決めても、不動産の所有権や住宅ローンの返済義務まで同時に変わるわけではありません。まず、登記事項証明書と住宅ローン契約書を基に、次の3点を分けます。
確認項目 確認する内容 主な注意点 不動産の所有者 単独名義・共有名義、持分、抵当権の有無 所有権を移すには登記が必要です。共有なら原則として共有者全員の合意なしに不動産全体を売却できません。 ローンの契約関係 債務者、連帯債務者、連帯保証人、物上保証人、残債 当事者間の合意だけでは、債務者や保証人の地位は変わりません。 離婚後の居住者 誰が住むか、子どもの学区、希望する居住期間、毎月の住居費 住宅ローン契約や、売却後の賃貸借契約と整合させる必要があります。 不動産が配偶者の単独名義でも、婚姻中に夫婦の協力で取得・維持した財産は、財産分与の対象になることがあります。一方、婚姻前から所有していた財産や相続・贈与で取得した財産などは、扱いが異なる場合があります。登記名義だけで結論を出さず、取得資金や返済履歴も確認します。
2026年4月1日施行の財産分与ルール
2026年4月1日以後に離婚した場合、家庭裁判所へ財産分与を請求できる期間は、離婚の日から原則5年以内です。同日より前に離婚した場合は、改正前の原則2年以内が適用されます。期間だけでなく、対象財産や評価時点について争いがある場合は、早めに弁護士へ確認してください。
所有権移転、抵当権抹消、住所変更などの登記は、取引と融資の順序をそろえて進めます。手続の概要は法務局「不動産登記申請手続」で確認でき、個別の申請は司法書士へ相談できます。
2. 専業主婦が住宅ローンを引き継ぐ前に確認すること
現在の住宅ローンの債務者を変更できるかは、金融機関の審査と承諾によります。「離婚後は自分が返済する」と決め、配偶者名義の口座へ返済額を送金しても、ローン契約上の債務者が変わったことにはなりません。
自分名義にする方法としては、既存の金融機関による債務者変更や、別の住宅ローンへの借り換えなどが考えられます。ただし、いずれも金融機関の承諾・審査が必要で、利用できるとは限りません。
確認項目 金融機関が確認する内容の例 準備する情報 収入と返済能力 継続的な収入、返済負担率、収入の安定性 源泉徴収票、課税証明書、雇用条件、今後の収入見込み 勤務・事業の状況 勤続年数、雇用形態、事業年数 就職・転職時期、雇用契約、確定申告書など 他の借入れ 自動車・教育・カードローンなどを含む返済額 各借入れの残高と毎月返済額 不動産と資金計画 担保評価、取得価格、既存ローンの完済方法 査定書、登記事項証明書、残高証明、離婚協議の内容 返済負担率の公表例として、2026年4月1日現在のフラット35(保証型)では、年収400万円未満は30%以下、400万円以上は35%以下という基準が示されています。ただし、これは新たに住宅を取得する場合の公表例です。同商品でも取扱金融機関により基準が異なる場合があり、配偶者間売買や借り換えに利用できることを示すものではありません。詳しくはフラット35(保証型)の利用条件と利用予定の金融機関で確認してください。
配偶者から家を買い取る場合は、売買価格を住宅ローン残債と同額に決めつけず、時価、財産分与、税金、登記費用、既存抵当権の抹消を一体で整理します。具体的な流れは、離婚で住宅ローン残債のある家を妻が買い取る手順と名義変更をご覧ください。
3. 離婚後も住み続ける4つの選択肢を比較
住宅ローンの借り換えが難しいときも、リースバックだけに絞る必要はありません。「住み続けたい期間」「売却後の手取りまたは不足額」「毎月払える住居費」「相手方との合意」を基に比較します。
選択肢 居住の扱い・条件 主な利点 主な注意点 一方が買い取る 借り換え・新規融資・自己資金などで取得資金と既存ローンを整理できること 所有者と居住者をそろえられる可能性があります。 融資審査、時価、財産分与、税金、登記費用の確認が必要です。 通常売却して住み替える 原則として引渡しまでに退去し、住み替え先を確保します。 広く買主を探し、ローンと共有関係を整理しやすい方法です。 売却期間、引越し、学区、残債の完済可否を確認します。 リースバック 売却と同時に賃貸借契約を結び、契約期間中の賃料を支払うこと 引越しをせず、一定期間同じ家に住める可能性があります。 売却価格、賃料、契約期間、再契約、買戻しは契約ごとに異なります。 一定期間そのまま保有 住宅ローン契約を金融機関へ確認し、必要な承諾を得たうえで、当事者間の負担を継続できること 就職、子どもの進学、売却時期まで判断を保留できる場合があります。 ローン・保証・共有・税負担が残り、滞納、相続、再婚時の問題につながるおそれがあります。 売却価格がローン残債と売却諸費用の合計を下回るオーバーローンでは、通常売却でもリースバックでも、原則として不足資金の準備または金融機関との協議が必要です。返済が難しくなる見込みがある場合は、延滞が始まる前に金融機関、弁護士、不動産会社へ相談してください。
まず、机上査定とローン残債から「売却後に残る金額・不足する金額」を整理しませんか。
ご希望の連絡方法・時間を指定したうえで、名義、残債、居住希望を確認します。査定額の高さだけで売却方法を決める必要はありません。
離婚時の不動産売却を相談する持ち家の判断全体を先に確認したい方は、離婚時の持ち家・住宅ローン残債・財産分与の決め方も参考にしてください。
4. リースバックの仕組み・流れ・契約上の注意点
リースバックは、自宅を買主へ売却し、同時にその自宅の賃貸借契約を結ぶことで、売却後は賃借人として住み続ける取引です。所有権は買主へ移り、住み続けられる期間や条件は賃貸借契約で決まります。
国土交通省は、売却価格、賃料、契約期間、更新・再契約、将来の収支計画を理解しないまま契約するとトラブルにつながるとして、「住宅のリースバックに関するガイドブック」を公表しています。
リースバックの基本フロー
- 1名義・残債・価格を確認登記、ローン契約、完済見込額、査定価格とその根拠をそろえます。
- 2売却と賃貸条件を比較売却価格、賃料、契約の種類・期間、修繕、再購入条件を一組で比較します。
- 32つの契約を確認売買契約と賃貸借契約の内容が矛盾しないか確認して締結します。
- 4賃料を払い居住契約に従って住み、将来は継続・住み替え・再購入を改めて判断します。
再購入は自動的な最終段階ではなく、契約条件・資金・融資審査がそろった場合の選択肢です。
契約前に比較する項目
比較項目 書面で確認する内容 売却価格 査定根拠、通常売却との価格差、ローンと諸費用を差し引いた手取りまたは不足額 賃料と総住居費 月額賃料、敷金・更新料・保証料等、賃料改定条件、希望居住期間に支払う総額 賃貸借契約 普通借家か定期借家か、期間、更新・再契約、解約、退去条件 修繕・設備 給湯器やエアコン等の修理、原状回復、火災保険などの負担者 第三者への売却 買主が物件を第三者へ売却する条件と、その場合の賃貸借契約の扱い 再購入・買戻し 可否、申出期限、価格または算定方法、諸費用、融資を利用できない場合の扱い 解除・違約金 手付解除の期限、契約解除の条件、違約金、売買と賃貸の一方だけが成立しない場合の扱い 「ずっと住める」「将来安く買い戻せる」とは限りません
国民生活センターは2026年8月4日、定期借家の終了による退去、長期間の賃料負担、相場より低い売却価格・高い賃料、売却額を大きく上回る再購入価格などに注意を促しました。また、消費者が不動産会社へ自宅を売却する契約には、宅地建物取引業法上のクーリング・オフは適用されません。説明を受けた当日に決めず、売買契約書と賃貸借契約書を持ち帰って確認してください。
譲渡所得の税金と将来の住宅ローン控除も契約前に確認
自宅の売却で譲渡所得が生じる場合、一定の要件を満たせば譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例があります。ただし、親子や夫婦など「特別の関係がある人」への売却は対象外で、居住状況などにも要件があり、適用には確定申告が必要です。また、この特例と将来取得する住宅の住宅ローン控除は、売却・入居の時期により併用できない場合があります。
一次情報:国税庁「No.3302 マイホームを売ったときの特例」。個別の適用は税理士または所轄税務署へ確認してください。
5. 失敗を避けるための検討手順と地域別の確認点
リースバックの提案を先に集めるのではなく、通常売却や買い取りも同じ資料で比較できる状態を作ります。
- 登記・ローン・離婚協議の状況を一覧にする所有者、持分、債務者、保証人、抵当権、正確な完済見込額、離婚成立日を確認します。
- 物件情報を伝えて机上査定を取る匿名の簡易結果だけで決めず、所在地、面積、築年数、管理状態、接道などを伝え、査定価格の根拠を確認します。連絡方法と時間を指定し、必要なら1社ずつ比較します。
- 4つの方法を同じ基準で比べる売却後の手取り・不足額、毎月の住居費、希望居住期間、引越し費用、契約終了後の住まいを比較します。
- 契約前に担当分野へ確認するローンは金融機関、財産分与は弁護士、税金は税理士、登記は司法書士へ、契約案と時系列を示して確認します。
- 売買と賃貸の書面を同時に最終確認する口頭説明ではなく、売買価格、賃料、期間、修繕、解除、再契約、再購入の条件を契約書等で確認します。
台東区・荒川区で物件ごとに確認したいこと
- マンション:同じ建物でも階数・向き・専有面積・管理状態で査定が変わります。現在のローン返済額、管理費、修繕積立金などの合計と、リースバック後の賃料・諸費用を同じ期間で比較します。
- 戸建て・土地:接道、再建築の可否、越境、増改築履歴、建物状態により、通常売却と買取の条件が変わる場合があります。
- 借地権付き建物:売却や建替え、名義変更に地主の承諾が必要となる場合があります。借地契約と承諾条件を先に確認します。
公的な取引価格情報は、国土交通省「不動産情報ライブラリ」で確認できます。ただし、個別物件の査定価格・売出価格・成約価格は同じではありません。
査定価格だけでなく、住宅ローン残債、契約期間、毎月の住居費、将来の住まいまで並べて比較します。 6. よくある質問(FAQ)
専業主婦でも、離婚後に自宅へ住み続けられますか?
住み続ける方法はありますが、配偶者名義の住宅ローンを当然に引き継げるわけではありません。自分名義での買い取り、通常売却、リースバック、一定期間の保有を、所有名義・残債・収入・希望期間から比較します。
離婚協議書に「自分がローンを払う」と書けば、債務者になれますか?
それだけでは債務者になれません。離婚協議書は当事者間の合意であり、金融機関とのローン契約上の債務者・連帯保証人を自動で変更しません。債務者変更や借り換えには、金融機関の承諾と審査が必要です。
リースバックなら、必ず同じ家に住み続けられますか?
必ずではありません。普通借家か定期借家か、契約期間、更新・再契約、賃料改定、解除・退去の条件により異なります。希望する居住期間と契約内容が合うか、書面で確認してください。
リースバックの賃料はどのように決まりますか?
売却価格、周辺賃料、事業者の運用条件、物件状態、契約期間などを基に個別に決まります。月額だけでなく、敷金・保証料・更新料等と希望居住期間の総額を確認します。
リースバック後に自宅を再購入できますか?
契約上、再購入できる場合はありますが、自動的に保証されません。申出期限、価格または算定方法、諸費用、第三者への売却、住宅ローンを利用できない場合の扱いを契約前に書面で確認します。
オーバーローンでもリースバックを利用できますか?
売却代金で住宅ローンと売却諸費用を賄えない場合、原則として不足資金の準備または金融機関との協議が必要です。リースバックにすれば抵当権を自動で抹消できるわけではありません。
複数社へ相談するときは、何を比較すればよいですか?
売却価格だけでなく、査定根拠、賃料、契約種類・期間、再契約、修繕、解除、再購入条件を同じ一覧で比べます。一括送信を前提にせず、連絡方法と時間を指定し、必要に応じて1社ずつ説明の明確さも比較してください。
7. 離婚と不動産のご相談はクレール不動産へ
台東区・荒川区のマンション、戸建て、土地について、名義、住宅ローン残債、机上査定、売却・リースバックの条件を整理します。法律・税務・登記・融資は、必要に応じて各分野の専門家等への確認をご案内します。
0120-905-980受付時間:10:00〜19:00/定休日:毎週水曜日
売却・リースバックの相談フォームへコラム作成日:2026年4月16日 コラム更新日:2026年8月27日
※ 本コラムは2026年8月27日時点の法令・税制・公的情報を基にした一般的な情報です。金融機関の審査、リースバックの条件、不動産価格は個別に異なります。
※ 離婚協議書のみで金融機関とのローン契約は変更されません。借り換え、債務者変更、保証解除には金融機関の承諾・審査が必要です。
※ 個別の法律・税務・登記・融資については、弁護士・税理士・司法書士・金融機関等へご確認ください。
記事作成日2026-04-16
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